初めてのペット
我が家は夫が単身赴任中で、かれこれ9年以上ワンオペ育児をしています。
今では子供たちもすっかり大きくなり、上の娘は無事社会人に、下の息子は現在高校3年生であと
一息といったところでしょうか。
そんな子供たちが小さい頃から飼いたかったペット・・・
私ひとりで仕事に家事に育児、そしてペットのお世話はとても無理だとずっと反対してきました。
でも3年位前から、子供たちにもあまり手がかからなくなったし、そろそろペットを飼ってもいい
かなと考え始めました。
子供たちは犬が飼いたっかったようですが、私はずっと猫をお迎えしたくて、犬は子供たちが大き
くなって自分で飼えるようになったら自分のお家でお迎えしてねと、今回は猫をお迎えすることに
し、猫好きの友人と保護猫の譲渡会に足を運ぶようになりました。
私はずっと、運命的な出会いを想像していて、例えば
・雨の日にびしょ濡れの子猫がついてきた・・・
・自宅の玄関先に独りぼっちの猫が迷い込んできた・・・
など、この子は家で面倒をみてあげないと生きていけない!!というシチュエーションを想像してい
たのですが、残念ながらそんな出会いは全くなく、そもそも家の周りで野良猫を見かけた事もあ
りません。
ある日、いつも一緒に譲渡会に行っていた友人から、近くの市民センターで猫の譲渡会をやっていて、トライアルを決めてきたと連絡がありました。
その日はどこにも出掛けるつもりはなく、家でまったり過ごそうと思っていたのですが、ちょうど子供たちも家にいて行きたいと言ったので、我が家も参加してみることにしました。
そこで出会ったのがまーくん、生後3ヶ月・シロキジの男の子です。
保護猫会のおばさま達から、飼って、飼って、せめて抱っこだけでもしてみて・・・とゴリ押しされ、どの子にすると詰め寄られ、一匹だけ別のケージに入れられていた子・・・まーくんを選びました。
おばさま達の圧に負けて、どの子でもいいから抱っこしないといけない感じになりまして・・・
初めて抱っこしたまーくんも、全力で抵抗していたので、運命は感じませんでした。
私はもともと、キジトラやサバトラ、茶トラが好きで、まーくんの様なシロキジとはあまりご縁がないと思っていたのですが、帰り際、なぜかまーくんの事が気になりました。
まーくんと兄弟猫で、私好みのかわいいキジトラくんもいたのに、どういう訳かその子を選ばず
全力で抱っこを拒否された、まーくんのトライアルに応募していたんです。
トライアル当日までは不安でいっぱいでしたが、2・3日で我が家にも慣れ、一生懸命じゃれて遊ぶ姿や、自分から膝に乗って甘えてきてくれたりと、まーくんが来てからはとにかく可愛いがあふれています♡♡♡



あの日、たまたま近所の市民センターで譲渡会が開催されていたこと。
あの日、たまたま子供たちが家にいて、一緒に譲渡会へ行ったこと。
あの日、元気が良くて他の子の上に乗っちゃうのでたまたまあの時間に一時的に隔離されたこと。
あの日、おばさま達の圧に負けて、自分では選ぶことがなかったであろうシロキジちゃんを
抱っこしたこと。
あの日は気がつかなかったけど、まーくんは間違いなく運命的な出会いによってうちの子になった
んですね!!
コメント